本日3月2日は都立高校学力検査選抜入試の合格発表日にあたります。全体の実質倍率約1.42倍の入試結果で、毎年、生徒・保護者の皆様同様、期待と不安で生徒からの結果報告を待ちわびる日となっています。
*入試日は2月24日 さて、本年の統一入試問題(進学指導重点校独自問題ではありません)を5教科とも昨日、解き終えての所感を述べてみたいと思います。5科とも構成、難易度に大きな変化はありません。ただ、解答用紙がマークシート(昨年は一部の高校で実施)になった関係でー国語は漢字の読み・書き・作文以外、英語はリスニングの記述返答2問・三文英作文・適語補充1問以外ー採用されとても解きやすくなったように思います。理科が3問(理由説明1問)、社会が4問(3問が30~50字簡潔説明)の記述箇所で他はすべて前記4科ともマークシート問題は4択。数学のみマークシートの比率はごく一部ですが、難度の高い問題に採用されています。
問題を解いて感じたことは、
国語ー文章を丁寧に読む。解答はすべて文中に書かれています。選択肢の違いを見極める。
数学ー模試や過去問の復習がきちんとできていれば必ず90%は取れます。
英語ー出題傾向が安定しているので、各技能の演習量と定着度、特に英作文を強化しましょう。
理科ー苦手単元の理解がたいせつです。今年は天体・電流が難しかったように思います。
社会ー総合・世界地理・日本地理・歴史・公民・国際社会の大問6の構成。難度は記述を含め例 年より易しいと感じました。
*5教科とも集中して設問の趣旨をつかみとることが得点力アップにつながります。
*1問の成否で合否が決まりますから、慎重に丁寧に、わからなくとも自分の知識を総動員してあきらめないで考える。国語の作文・英作文は自分が持つ表現力の範囲で必ず書く。
*日頃の学習の積み重ねが大切です。特に英社理は差がつきますから留意してください。以上、入試傾向と中学生への受検にむけてのアドバイスでした。お読みいただき感謝します。
塾長 土屋和広